地球の誕生は、45億年ほど前といわれています。そして、地球上に初めて単細胞が出現してから、大脳を持つヒトが出来る迄に30数億年かかっていると言われています。それをヒトは、体内で10ヶ月で再現します。つまり、30億年の生物の進化の歴史を10ヶ月に濃縮していると考えられます。
妊娠中の胎児の1日は生物の生命史で言ったら、1日が約、1000万年に相当する成長作業です。羊水は古代海水です。胎児は母胎の中で十月十日、羊水に漬かって過ごします。そこでは羊水が、胎児の口の中はもちろん、鼻の中、耳の中などすべての孔に入り込み、からだの内外を潤い尽くします。胎児は親指ほどの大きさになると舌の輪郭が定まってきて、一人前に舌なめずりしながら羊水を飲み込み味わい始めるのです(鰓呼吸)。 胎児は、受胎の日から30日を過ぎてから僅か1週間のうちに、あの1億年を費やした脊椎動物の上陸史を夢のごとくに再現して、ほぼヒトの顔になり、さらに70日目あたり迄で生まれてくる時とほぼ同じ顔を形成します。その為、母体が1日邪食したら、胎児の成長に、1000万年相当の影響を及ぼすと考えれ、相応の未熟児が出来る可能性があります。最近は、食事が乱れている影響もあり、色々な障害を持つ未熟児が多く生まれています。 大森英櫻先生の講義録より
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January 2024
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