放射性物質の問題というのは、成長発育が最も盛んな細胞に作用し、成長細胞を破壊していく事が、一番の問題点である。今後、成長盛りの赤ちゃんや小さな子供、妊婦さん達に被害が集中してくる可能性が大きい。
人体で一番成長発育が活発な細胞は、腸。中でも小腸の表面にある「絨毛」。絨毛は、2、3日ではがれ落ちて再生していく。この腸の表面積は、テニスコート1面分に相当する。この絨毛は、植物で例えるなら、植物の根の部分である。元気な植物の根にも、毛根という細かいひげ根が沢山あり、このひげ根がしっかり生えそろっている植物ほど、元気に成長する。この小腸の絨毛が血液をつくる上で最も大切な働きをしている。 食べ物が胃で消化され、アメーバ状の食物モレラとなり、腸の絨毛のひだに入り、赤血球となる。そして、赤血球→白血球→細胞が作られていく。この造血に関わる大切な絨毛が、内部被曝の一番被害に遭い易い場所。微量ながら、放射性物質が体内に入ってくると、一番新陳代謝の激しい絨毛を壊して行く(これを、腸のケロイド化と呼ぶ)。すると、造血が出来なくなり、貧血という症状が出てくる。チェルノブイリでも、被爆後、妊婦さんの貧血症状が、10倍異常に増えた。この貧血状態が起こると、白血球数が激減する状態となり、白血病を招く。 この腸のケロイド化は、抗がん剤の治療によっても見られる。抗がん剤の副作用が、この腸の絨毛の脱落である。抗がん剤は、癌を溶かす薬だが、癌を溶かす前に、最も成長発育の盛んな腸の絨毛から溶かしていく。その他にも、腸の絨毛を溶かす食べ物が、白砂糖である。甘い物好きな人の絨毛は、ひげ根が脱落して溶かされている事が多い。つまり、白砂糖を常食している人達から、放射性物質の害が出てくる。 然し、腸のケロイド化を妨げる事が出来る食品がある事が研究でわかってきた。それは、発酵食品である!発酵食品が腸の絨毛を守り、腸内細菌を活性化する働きがある。この腸の絨毛を守る事で、体を守る事が出来る。放射性物質に対する対処法として、白砂糖を極力取らない生活をする事と、味噌、醤油、梅干し、漬物のような発酵食品を取る事が、重要である。発酵食品の持つ、繊維質、ビタミン、ミネラルで腸内細菌を活性化し、腸壁を守る事が肝心。 放射線の内部被爆から身を守る。腸について。岡部賢二先生の講演記録より抜粋。 https://www.youtube.com/watch?v=41XIt0bODZU
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January 2024
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