今年は、春から半年間、広島からやって来た82歳の母と一緒に、カリフォルニアの森の中の我が家で生活を共にしました。っと言っても、日本人が観光ビザを取得しないでアメリカに滞在出来る期間は、90日間なので、7月に一旦日本に帰り、8月に再びとんぼ返りするという形での半年間でした。 数年前に大腿部骨折をして以来、杖で歩行する母ですが、航空会社の車椅子補助のサービス(無料)のお陰で、快適な一人旅をこなしています。この有難いシステムの詳細については、別のブログにアップしていますので、ご興味のある方はチェックしてみて下さいね。 https://wanowa.weebly.com/blog/1344013 4月に、カリフォルニアに到着した頃の母の体調は、あまり良くありませんでした。でも、バランスの取れた毎日の食養(分づき米のご飯、汁物、野菜料理1−2品、漬物、ハーブティー)で、元気を取り戻して行きました。滞在から一月が過ぎた頃、突然、手が痒くなったと、嬉しそうな母。自ら指のマッサージを始めました。お箸を持つ時でさえ痛みが走っていたという、リューマチの手を丹念に揉み始めたのです。 https://wanowa.weebly.com/blog/8009212 養生生活のお陰で、綺麗な血液が造血され、毛細血管の隅々まで血液が通い始めたのです✨まさに、『食べ物が薬』以上の効果を発揮しました。そして、毎日の歩行。厳しいようですが、家の前の険しい丘や階段を毎日歩く事を日課としました。また、お買い物に行く度に、店内中をカートを押しながら歩く事も!買い物好きの母にとって、ウインドーショッピングを兼ねた、こちらのタスクはお茶の子さいさい。気付いたら、体育館以上の大きなスペースを、楽しみながら、3−5周していたと言う感じでした。 7月に一度、広島に戻った母は、再び、外食をしたり普段の食事に戻ってしまったようで、治っていたアトピーが悪化。8月にカリフォルニアに戻って来た時は、肌着に血液が付着していて、大変な状態でした。そこで、外用のお手当をする事に!漢方でよく使われる、黄柏(オウバク)、別名、キハダの煎じ薬を朝と晩、塗布しました。マクロビオティックのお手当本にもよく紹介されている、キハダの効能は数知れず。内用として胃弱、飲み過ぎ、食欲不振、消化不良、外用として、切り傷、うちみ、捻挫、手足口病、水疱瘡、とびひ等に効きます。 ☆キハダの煎じ薬のレシピは、末尾をご覧下さいね。 最初の2−3週間は、あまり効果は見えませんでした。煎じ薬をガーゼに染み込ませて、塗布する度に、ゴツゴツとした感覚。赤みを帯びた湿疹が閉じては、再び血を滲ませたり、破裂したり。まるで、イタチごっこのよう。本当に治るのかと言う不安が、何度もよぎります。 然し、母には、「アトピーの人に、癌はいないんだって。体内に溜まった毒が、皮膚を通して出て行ってくれている、有難い、排泄症状なんだよ!皮膚に感謝しようね!」っと、キハダを肌に叩き込みながら、常に前向きな言葉で励まし続けました。病は気からというように、言葉の影響力も大切にしています。 そして、約、一月が過ぎた頃、あれれ?湿疹が減少しているではありませんか!!キハダの効能がじんわりと効いて来ました💕ここからは、塗布し続けるのみです。そして、キハダと並行して、肝臓のお手当も時々実践しました。ビワの葉療法です。ビワの葉の薬効も素晴らしく、ビワの葉を肝臓に当てて、タオルで何重にも巻いた熱々の蒟蒻をビワの葉の上に乗せて、20分間横になります。すると、肝臓に当てたビワの葉が黒ずんでいるではありませんか?これは、肝臓の毒素を吸い取ってくれた証と言われています。 https://wanowa.weebly.com/blog/san-jose キハダの煎じ薬を塗布して、2ヶ月後、更に湿疹が減少していきました。2、3度と閉じては開くを繰り返していた湿疹も、遂に枯れ朽ちて行きました。塗布する時のゴツゴツ感とガーゼに引っかかる感じもなくなり、皮膚の上をスーッと滑って行きます。そして、3ヶ月後、湿疹は、枯れた跡だけが残りました。母の了承を得て、一月毎の変化の写真を、添付します。アトピーで悩まれている方達のお役に立てたらという、母の思いに感謝です🙏 お料理会にご参加して下さった方達も、母に会う度に母の体調が良くなって行くので、食事の大切さを改めて知って頂くのにとても良い機会となりました。カリフォルニアに到着した頃の母を知っているFちゃんは、同一人物とは思えないと驚かれた位。確かに、母は、食養を通して、新しい命を頂いたように変わりました。元気な体には、健やかな魂が宿るように、言動や思考も少しずつ変化して行きました。以前よりも、もっと前向きで柔軟性のある母に変わって行きました。まるで、母の中に、羅針盤が取り付けられたような感じです。それは、端的に言うと、直感力と言えるかもしれません。食養を続ける事は、日々の精進に繋がり、直感力を研ぎ澄ませる事に繋がるみたいです。研ぎ澄まされた直感力は羅針盤のように母の思いを叶えるべく、母の人生を最善の道のりで導いてくれるようです。食は運命をも変えるという事を、改めて、母の食養を通して実感しました。 貴重な経験をくれた母に心から感謝です。そして、私と母を支えてくれた家族、友人達にも、沢山の愛と感謝を💕 最後に、介護に従事されていらっしゃる皆様、定期的に、お休みの時間を取って下さい。🙇 どうぞ、ご自身を大切にしてあげて下さい。私は、知らず知らずの内に、自分が壊れていく感覚を体験しました。普段なら冷静に受け止めるような事に興奮したり、号泣してみたり。世界中のVIPの方達の病気治療に赴かれている経験豊かなマクロビオティックの先生でさえ、3週間毎にお休みを入れていらっしゃいます。ご自身の生命エネルギーやバランスを維持する為には、不可欠な事のようです。。。 キハダの煎じ薬レシピ 材料: キハダ 10g(1/4カップ)& 水 300ml 作り方:鍋に水とキハダを火を入れる。沸騰したら弱火で20分位が目安。水が200ml位になっている。煮沸した瓶に入れて、冷蔵庫で保管。 上記、煎じ薬は、冷蔵庫で3週間位は保管出来ますが、私は、約、1週間毎に作り置きをしていました。 キハダは、サンタクルルーズのハーブルームhttps://www.facebook.com/foodbinherbroomで購入可能です。このハーブルームは、様々な漢方を取り扱っているお店です。キハダは、英語でphilodendronと呼ばれており、お店の漢方専用の引き出しの10番に保管されています。このキハダの煎じ薬については、英語のブログでもご紹介しています。 https://wanowa.weebly.com/alternative-medicine/phellodendron-huang-bai-natural-medicine-for-skin-disordrs
2 Comments
Yukari McCarthy
1/30/2018 01:04:08 pm
しのぶさん素晴らしいお手当日記です。私の父もアメリカにきてからアトピーが酷くなり、グルテンフリーにしてだいぶ落ち着いてきました。大好きなパンやクッキー、ケーキも食べられなくなって残念ですが自分の食生活を見直すことになっったと思います。
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Shinobeau McConney
3/6/2018 09:12:23 pm
ゆかりさん、暖かいお言葉をありがとうございます♡ ゆかりさん、お父様と一緒に生活を共にされていて、凄いです!ご主人様のサポートも素敵!何よりの親孝行だと思います。ゆかりさんの事だから、美味しいグルテンフリー料理のレシピが沢山、あるのでしょうね。今度、教えて下さい。
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