我が家の朝食には、時々、オートミールが登場します。オートミールというと、西洋的で、ミルクをかけたり果物と一緒に食べる印象がとても強いのですが、実は、お味噌汁やスープ等の相性も抜群。ご飯を炊くよりも短時間で作れるので、忙しい朝には、オートミールが重宝します。私は、お味噌汁やお吸い物をたっぷりかけて、お粥風にして頂くのが大好き。でも、時々、食べ切れず、余らせてしまう事もあります。そんな時に生まれたのが、このオートミールを使った、ヘルシーなムース。寒天の固いプリプリ感ではなく、ふんわり感のあるムース仕立ての配合です。材料もとてシンプルなので、ご興味のある方は、作ってみて下さいね。 ”昔懐かしコーヒーミルク味のムース” というネーミングは遥か昔、私が小学生だった頃、学校の給食で三角形のパッケージに入っていた、コーヒーミルクの味にとっても似ている事から由来しています。(歳がバレますねぇ。。。笑)メイソンジャーで保管すると、1週間位は冷蔵保存出来るので、作り置きしておくと、一息つきたい時の嬉しいスイーツに💕 昔懐かしコーヒーミルク味のムース (8 onz (236ml)のメイソンジャー5個分) 材料 ・オートミール 1/2 cup (水で煮ておいたもの) ・植物性ミルク 3 cups ・タンポポコーヒー 2~3 TBS (お好みの濃さに調整して下さい!チョコレート味が好きな方はココアでも👍) ・メープルシロップ 3 TBS (お好みの甘さに調節して下さい!この量だと甘さ控えめです。) ・寒天パウダー 1 tsp ・タピオカスターチ 2 TBS (コーンスターチ・片栗粉・葛でも) ・天然の塩 少々 作り方 1. 上記材料を全て、ブレンダー入れて、スムーズになるまで攪拌する。 2. 鍋に移し、中火でゆっくりと煮て、とろみがついてきたら、弱火で更に3分位煮る。 (常に木杓子で鍋の底をゆっくりと掻き回せ続けながら、様子をみて分量外のミルクを足して下さい) 3. メイソンジャーやグラスに入れて、冷蔵庫で冷やす。 *そのまま食べても美味しいのですが、冷たいミルクをかけて、ムースを崩しながら食べるのもgood👍 オートミール の効能については、以前のブログにも書いたのですが、何はともあれ、私にとっては、お通じの神様!腸が詰まりそうになった時は、オートミールを食べると、信じられない位、お通じが良くなります✨✨お通じは、私達の健康状態を知らせてくれる、大切な毎日のお便り。理想的なお便りは、スルッと出るバナナ1~2本分。異臭が無く、水に浮くのがベストな状態と言われています。 ウサギちゃんのようなコロコロタイプは、腸が詰まっている傾向に!卵が腐ったような臭いが強いタイプは、腸の中で悪玉菌が有利になっている証拠!腸内環境を整えてあげる必要があります。あらゆる臓器は、腸から進化したと言われています。草木に例えると、腸は、「根っこ」の部分です。根っこが強化されると、他の内臓や器官も、正常に働くようになります。以下、京都府立医科大学 消化器内科准教授 内藤裕二先生の腸についての貴重なお話を出来るだけ、簡潔にまとめてみました。 ヒトは無菌状態で生まれてきますが、その後、100兆個以上の腸内細菌が棲み着きます。その細菌の種類は、それぞれのライフスタイルにより、変化します。その為、様々な病気は、遺伝子によって決定付けられるのではなく、後天的な環境因子によって決まる事が分かってきました。そして、その環境因子の重大な鍵を握るのが、腸内細菌です。顕微鏡で覗くと細菌がお花畑のように見える事から、腸内フローラと呼ばれています。 腸内細菌には、大きく分けて3種類。善玉菌、悪玉菌、そして、日和見菌。理想的な腸内フローラの割合は、善玉菌が2割、悪玉菌が1割、そして、日和見菌が7割の状態。日和見菌は、どっち付かずの菌として存在しており、善玉菌が有利な場合は善玉菌に味方し、悪玉菌が有利な場合は、悪玉菌に加勢するという特徴があります。その為、常に善玉菌が有利な腸でいる事が大切です。(日和見菌って、何だか、戦いの様子を伺いながら優勢軍について行く侍達みたい!っというのは、私の見解😀) 理想的な腸内フローラにする為の食べ物は、食物繊維、発酵食品、乳酸菌などが良いことがわかってきています。私たち日本人は食物繊維をたくさん摂ってきた民族なので、お腹の中に沢山の発酵菌を持っています。その発酵菌は、健康維持に欠かす事の出来ない短鎖脂肪酸を産生して悪玉菌の発生を抑えるので、大腸癌を予防したりします。 逆に、動物性タンパク質や乳製品、油物等の高脂肪食、ストレス、化学物質(薬や白砂糖を含む)などは、有害菌(悪玉菌)を作り、腸内フローラの環境を悪くします。日本人の癌の死亡原因の1位は、大腸癌と言われている昨今、腸活は大切な鍵を握ります。特に、便秘には、注意が必要です。20代から50代までは女性の便秘が目立ちますが、男女とも60歳を超える頃から増え始めます。便秘はパーキンソン病、多発性硬化症の危険因子の他、直腸がん、精神疾患( うつ病)、神経疾患、メタボリック症候群などの因子ともなります。つまり、便秘は健康長寿のバロメーターといえます。医学の祖ヒポクラテスは「すべての病気は腸から始まる」と言っています。 月刊マクロビオティック」5月号の記事より 今回のコロナウイルスの場合でも、「健康な人では自然免疫だけで感染を抑えられ、抗体が殆どなくても症状が出ない人が少なくない」と言われています。腸内フローラの環境を整える事で、健康な体を作り、免疫力をアップさせて行きたいですね。
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